セルフラブ革命 #8

ゲスト :一ノ瀬メイ

テーマ:夢を叶えたアスリートのメンタルヘルスと、自分軸で生きる大切さ


🌸 パラリンピックの夢を叶えて

みなさん、こんにちは。ソフィアです。「セルフラブ革命」第8回では、元パラ水泳日本代表であり、現在はパブリックスピーカーやモデルとして活動する 一ノ瀬メイさん をゲストに迎えました。

メイさんは1歳半からプールに通い、小学校低学年で「パラリンピックに出る」という夢を抱きました。13歳で日本代表に選ばれ、19歳でリオデジャネイロパラリンピックに出場し、長年の夢を叶えます。しかし、夢の舞台に立ったときに感じたのは、意外にも「空っぽさ」でした。

💎 目標達成後に訪れる空虚感

メイさんは、常に「未来の目標」から逆算して今日を生きるアプローチを取ってきました。その結果、達成の瞬間に大きな喜びよりも「私は本当に幸せ?」という問いが湧いたのです。父から「終わりなき到達競争ではなく、すでにある達成に感謝しなさい」と助言を受けても、その言葉を実感できるようになるまでに数年を要しました。

セルフラブの観点からも、この経験は深い示唆を与えてくれます。夢や肩書きに価値を見出すだけでなく、「今日をどう生きるか」「自分の声を聞けているか」が、心の満足感を左右するのです。

🌿 引退とアイデンティティの再構築

23歳での引退は大きな決断でした。水泳はメイさんのアイデンティティであり、日常であり、人生そのものでした。だからこそ「水泳を手放した自分に何が残るのか」という恐怖も大きかったのです。それでも彼女は「水泳が人生」ではなく「人生の中に水泳がある」と視点を変え、すべてをやり切った実感とともに新しい一歩を踏み出しました。

引退後に直面したのは、自由と同時に「自分は何を大切にし、どう生きたいのか」という問い。これまでの「競技で強くなるかどうか」という物差しがなくなり、内面の声に耳を澄ませるプロセスが始まりました。

🧠 アスリートのメンタルヘルス

メイさんは現役時代、メンタルコーチの支えを受けて「第三者の視点」を持つ大切さを学びました。競技という限られた世界で「弱さを見せるのは難しい」からこそ、スポーツ以外のコミュニティを持つことが心のバランスにつながったのです。

これはアスリートに限らず、どんな分野にも当てはまる教訓です。同質的な人間関係の中にいると自己が固定化されやすいからこそ、多様なつながりを持つことで自分の多面性とレジリエンスを取り戻すことができます。

✨ 「肩書き」に縛られない自分へ

キャリア変更を考える人へのメイさんからのメッセージはとても力強いものでした。

  • 肩書きや成果ではなく「ただここにいる自分」に価値がある

  • 「違う」と感じる選択肢を手放すことで、本当に大切なものが見えてくる

  • 自分の直感や声を信じて、小さな一歩を重ねることが大事

セルフラブの本質は、外の評価ではなく「Being=存在そのもの」に価値を見出すこと。これはメイさんの体験が力強く示してくれています。

🎧 エピソードをもっと楽しむ

ここでご紹介したのはほんの一部です。エピソード本編では、パラリンピックという夢を叶えた後に訪れた気づきや、引退後の新しい生き方、そしてアスリートとして・一人の女性としてのリアルな心の旅が語られています。

Episode 8

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🌟 Sofia Tsuji について

私はかつて、幼い頃にいじめを経験し、そして勉強第一の家庭に育ち「期待に応えなければ愛されない」と感じながら、成果を出し続けても満たされない毎日を送っていました。外から見れば順調でも、内側は空っぽで、自分を責め続ける日々。そんな時に出会ったのが「セルフラブ」です。自分との関係を築き直し、弱さや痛みを抱きしめたとき、ようやく本当の自分を生き始めることができました。

この経験をきっかけに、私はセルフラブや自己肯定感、メンタルウェルネスを専門とする国際認定ライフコーチとなり、これまで5,000人以上の女性をサポートしてきました。日本だけでなくパリやシドニー、コスタリカで学んだ知識と体験を活かし、オンラインスクール「The SELF LOVE Academy(SLA)」を立ち上げました。

SLAは「感情の癒し・潜在意識の書き換え・行動の体現」という3つのアプローチで、本来の自分に戻り、仲間と共に望む人生を再創造する場所です。

私は「完璧じゃなくても大丈夫。誰もがそのままで価値がある」と信じています。あなたがセルフラブを育み、自分らしい人生を歩むきっかけになれたら嬉しいです。

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